2009/04/27

嵐のスプリングレガッタ

4/25(土)、26(日)の2日間葉山で行われたスプリングレガッタに参加しました。

前の日の金曜日の朝に芦屋で船を積んで移動。
途中浜名湖で鰻丼を食べ、予定通り4時半頃に葉山に到着。
船を降ろした後、大阪北港の池田さん、秋吉さんらとSAILFIRSTへ。
もう7年くらい使ったハイキングパンツがボロボロになってきたので
そろそろ新しいのを・・・と思っていて、次はZhikのMicroFleece Skiff Hikersに
しようと決めてまして。僕はサイズを合わせてもらいに行ったのです。
他の人たちはついてきただけ・・・だったはず・・・ですが、
Zhikのウェットの着心地とセパレートのパッドが良くて、4人全員、お買い上げ、
となりました・・・。
僕は、クルーとペアルックでSkiff Hikersとラッシュガードを購入。

土曜日。

朝から雨です。
予報は、午前中は北風6m/sくらい。午後から南風15m/s以上・・・大荒れ。
西から二つ目玉の低気圧が移動してきていて、土曜の夜に合体して関東を抜ける、
という状況だったので、荒れることは間違いなし。
ハーバーも赤旗を出している、とのことで、今回のスプリングはノーレースか?と
思われましたが・・・開会式では、様子を見て出すかもしれないとのこと。
朝の時点では雨は降っていましたが、風は6m/sくらいだったので、
やるんだったら、さっ、とやって荒れ荒れになる前に帰って来た方がいいよね、
などと話していたところ、回答旗がダウン。

大急ぎで艤装して、出艇。
ここで・・・ミスをしてしまいました。
せっかく持ってきた14kgのバラストを積み忘れ、
レース海面に着くまで気がつきませんでした・・・。
そのまま走っても、艇のバラスト2kgが足りませんが、抗議を出されるようなことは
たぶん無いだろうし、いいじゃん、と思われたのですが・・・
目指すのはワールド。ちゃんとバラストを積んでレースを走らないと、
バラストを積んだ感覚がわからないだろう、と思い、取りに帰りました。
なので、1レース目には間に合わず、2レース目から参加。

2レース目。
この日は、まったくダメダメな走りでした。
スタートはゼネリコ後のI旗掲揚だったので、ラインが凹んでいて、
真ん中よりちょっと上よりでかなりラインに近いいいところで出られたのですが、
その後が全くダメでした。
走っていても、スピード感無し、上りダメ、ちょっとずつ置いて行かれる感じ。
フリーも、全然走らず。後ろから来た船に追い抜かれる始末。
某○西さんにも抜かれ・・・後でクルーに自慢してたみたいですが・・・
マークアプローチでも、いつもだったら2艇身以上マークから離れないのに、
この日は10艇身くらいオーバーセールしてしまって・・・何をやってるんだか、
という状態。

それでも、この日のコースがどの辺が良さそうか、だいたいわかってたので、
走っていないなりに前から2/3くらいの位置をキープ、レースを走った27艇中、
17位でフィニッシュしました。

この日気づいたこと:
 クルーがジブを引くのに苦労してました。6m/sくらいしか吹いていないので
 それほど苦労しなくてもいっぱいの位置まで引けるハズ(今まで引けてた)
 なのですが、引けなかったのは何故なのでしょう・・・(?_?)
 セッティングで変えたところは、サイドステイのチェーンプレートを3.5番に
 して、少しだけ詰めたこと、くらいなのですが。不思議です。
 
 もう一つ。クローズで走っているときに、ピンチングモードで走ろうとしても
 ジブに裏風が入るのがいつもより早い気がして、上手く走らせられず。
 ドライブモードから上らせて、ヒールさせようとする力が、ふっ、と抜ける
 ポイントが、裏風が入るポイント、みたいな感じで・・・ピンチングモードの
 角度幅がすっごく狭い感じでした。

 セッティングが悪いのか、僕が集中できてなかっただけなのか・・・

2レース目が終わった後、ハーバーバック。

夕方から行われたパーティでは、葉山フリートのホスピタリティ溢れる演出で、
とても楽しませてもらいました。

中でも、フラダンスはすっごく良くて、地元のサークルか何かの方々が何曲も
披露して下さり、みんなで一緒に踊ったりと、とても楽しかった。




パーティの後、
北港の方々とどこかへ食事に行こうか・・・と言ってたのですが、足が無く、
しかたなく僕らは遠慮して、他のチームに合流しますわぁ、と北港チームと
分かれたのですが、この日は2次会のセッティングがなかったみたいで・・・
ソニーの人らはどこかへ行ってましたが、他の面々は三々五々解散~って感じ。
しかたなく、僕らも帰ることに。

泊まったのは大船駅前の相鉄フレッサイン。6,800円と、そんなに
安くはないですが、高くもなく。
このホテル、レディースフロアがあったり、入浴剤やフレーバーティのサービスがあったり、
なかなか居心地の良いホテルです。ここのフロントのお姉さんに、「大船で和系の
お店で良い所無い?」と聞いたところ・・・この日は「鳥」をキーワードに、
「将軍やきとり」というお店と「鳥恵」というお店を紹介してもらいました。
「将軍」の方は、常連さんじゃないと入りにくい雰囲気ではあるが、アットホームでオススメ。
「鳥恵」の方は、大船で最強と言われているらしい、とのこと。
両方覗いて、「鳥恵」に決定。

「鳥恵」大正解でした。
生ビールと焼酎のお湯割りを頼みましたが、生ビールは大ジョッキで、お湯割りは中ジョッキで!
アジのお造りは、姿造りでしたが、まだ生きてました・・・し、
穴子の天ぷらは、穴子がプリプリしていてすっごく美味しく、
生しらすは、最後だから、と大盛りにしてくれ、しらすの天ぷらも、
潮味がきいて何もつけなくてもOK。その他いくつか頼みましたが、
どれも新鮮な魚を使ってすっごく美味しく、
これに加えてお酒もビール、焼酎、日本酒を何杯かずつ頼みましたが
全部合わせて6,400円。安い!
すっかりお気に入りの店になってしまいました。(^^

日曜日。

晴れましたが、朝から大荒れ。
この日も赤旗で、ノーレースとなり、11時から閉会式、午前中に解散。

荒れ方がすごくて・・・
船を車に積むにも、縛るまで押さえておかないと飛んでいってしまいそうになるし、
そこら辺中塩だらけになって、眼鏡は真っ白、車も真っ白。

昼過ぎにホテルへ行って、日曜日分の宿泊をキャンセルしてもらって、
(日曜日分の宿泊費を返してもらえました!ラッキー!)
神戸へ・・・。

大船で渋滞して、藤沢で渋滞して、高速道路も岡崎の付近で大渋滞に巻き込まれ・・・
走っても風が強くてスピード出せないし・・・
なんとか西宮まで帰り着いたのが11時頃。10時間以上かかりました。
家にたどり着いたのは12時前。
さすがにしんどかった。

さんざんなスプリングレガッタでしたが、
ちゃんと皆勤賞をもらって帰れたし、一番大事な目的は達成。
ダメダメな走りはゆっくり考えて反省・・・次につなげましょう。

2009/04/19

メチャ晴れ激焼け - 軽風練習

今日も芦屋はすっごいいい天気で、SPF50+のSunkillerを塗ってても日焼けしそう。
今の時期紫外線はすごいですからねぇ。

さて、風の方は、今日も微風~軽風。
午前中に、先週の流血事件の原因と思われるマイナスネジのバリを
ヤスリで取ってもらいながら風待ち。
昼前に出艇。。。
沖に出ても2~3m/sくらいでクルーだけハイクアウトくらい。
ブローで2人でフルハイク、4m/sくらいでしょうか。
メイントリムは、メインシートでリーチテンションを決めて、
トラベラーでブーム角度を調整・・・ブームはほぼ中心に。
ブロック2個分、15cmくらいトラベラーを上側へ動かすと
ちょうどいいくらいでした。
今日のワンポイントレッスンは、ジブハリヤードのテンションについて。
マイラーセールはジブハリをカニンガムのように使ってジブのドラフトの
深さと位置を調整しますが、その効果を目で見て確認。
マイラーセールはメインもジブもコントロールロープの効果が目で見て
分かり易くていいですね。
今日ぐらいの風だとメインもジブもパワーが欲しいので、
コントロール系は形が崩れない程度にユルユルがいいと思ってますが・・・
合ってますかね。
メインも、アウトホールの引き込みを引いたり出したりいくらか試して
みましたが、フットのカーブの深さが15cm~20cmくらいになるように
出すのがいいみたい・・・というか、好みです。

一文字までクローズホールドで出て、AYCの面々と合流。
写真を撮ってもらいました。



写真を見ると・・・メインの下1/3、そんなに深くなさそうですね・・・。
この後、風下に下る途中で下村さんのTasarを発見。
近寄って、しばらくクローズホールドで一緒に走らせてもらいました。
上り角度は僕らの2866の方がかなりいい感じ。
スピードは落としている分下村さん艇の方が上ですが、タックしてミートすると
2866が少しずつ前に出てる感じでした。
セッティングと走らせ方の方向性は間違ってなさそうな感じ。
もう少しパワーが欲しい気もしますが・・・。ダイヤモンドステイがかなり固めなので、
次はダイヤモンドステイを少し緩めて試してみます。

メモ;
 今日のセッティング(陸):
  ・フォアステイ: 両側シンブル+シャックル2個(4,156mm)
           レーキは5840mm。
  ・サイドステイ: チェーンプレートの4番。
           フォアをひっぱらなくても余裕でつけられるくらい。
           この状態でサイドをいっぱい引くと、テンションは23。
  ・ジブクルーボード: 上から2番目。
 今日のセッティング(海):
  ・フォアステイ: クローズではジブハリを引き気味。フリーでは
           フォアの方がジブハリよりも張るように。
  ・サイドステイ: 上りも下りもずっと一番前。
  ・アウトホール: 11番。
  ・センターボード:6番。
  ・カニンガム:  基本引かず。
  ・バング:    引かず。
  ・ジブ:     クルーがハイクアウトに出られる時はいちばん引き込んだ状態。
           風が弱いときは2番目のマーキングから20mm引き込み。

2009/04/12

整備の結果は?

朝、昨日ゲットしたSUSのM5×70mmの鍋小ネジでメインカムを固定。
バラストは、とりあえず自転車の荷造りショックコードで前後から引っ張って固定。
チンしたらたぶん落ちてくるんだろうなぁ。。。
僕らはセンターケースの後ろに物入れを付けてるんですが、これに
引っかかってくれればラッキー、というところでしょうか。
やっぱり、支え棒作戦を考えねば。

今日は、10時過ぎに海体へ着いた時には、南に風が回った直後らしく
ヒョロヒョロの微風。メインカムのネジの交換やら艤装やらしている
間に、11時半頃には2~3m/sくらいの風に。
11時半くらいに出艇しましたが、
沖に出てもブローでクルーがフルハイクするくらいで、
3~4m/sくらいでしょうか。

センターボードケースのマットの散髪をして、ジョッシークルーでも
なんとか抜き差しできるくらいまでカット、まだ重そうだけど・・・
切るところがだんだん無くなってきたので・・・すまん、頑張ってくれ。

その後、ヒール角に気をつけながら上りのセーリング練習。
3m/sくらいの風では、やっぱりトラベラーでブームを中に入れないと
メインシートだけではリーチテンションをコントロールしづらいです。
この状態でのタックは・・・新艇はトラベラーのロープを手元に
近いところでブロックにリードしているんですが、このシステムに
慣れずにドタバタしてしまいます。。。これが無くても苦手だったのに。
要、練習。

しばらく走って、一文字の赤灯台付近でAYCのシーラークとミート。
その直後に鼓月ヨットクラブのテーザー2艇が近寄ってきたので、
こちらに合流。しばらく一緒に走らせてもらいました。
14kgのバラストを積んだ状態でしたが、2~3m/sくらいの微風~軽風で
上り角度もスピードも互角かちょっと勝ってるくらい。
併走しながらメインシートでメインのリーチテンションを少しずつ変えて
観察。やはり、リーチが開きすぎると失速。閉じすぎてもダメ。。。
アタリマエですが。
風に合わせてベストな所でトリムを続け、時折入るパフで上るようにして・・・
前に出られました。(^^

その後風下まで下って、2時半頃、5m/sくらい吹き出した所で、
デッキにかなりの血痕があることを発見。
鼻血でも出したか?とクルーに尋ねて・・・指が切れていることが発覚。
流血事件です。とりあえず、指を舐めて洗浄、血が止まるまでじっとしててもらい、
同時に海水でデッキの血を洗い流し・・・せっかくいい風が吹いてきたのですが
ハーバーバック。
どうも、ウィスカの操作をするときにジブのクルーボードのシャックルに
引っかけて切っちゃったみたいです。傷自体は数ミリの小さな傷でしたが、
少し深そう&痛そう。本人はあまり痛がってませんでしたが・・・
後でよく見ると、このシャックル、マイナスドライバーで締めるタイプですが、
マイナスドライバーで回す部分に少しバリがあって、確かに指が引っかかると
切れちゃいそうです。この部品は替えられないので、クルーにはフルフィンガーの
グローブを使うようお願いしました。

その他、今日気がついたこと。

クローズで走っているとき、メインを引くと、カニンガムが引かれたように、
メインタックのカニンガムをかける穴が下がってきます。
メインシートとバングを引くと、カニンガムの引き代が後10cm、というくらいにまで
下がってきます。マストを曲げると下りてくるみたい。
メインが上がりきってないの?と思ってチェックしてみたのですが、ちゃんと
上がってるみたいだし、原因がよくわかりません。


メモ;
 今日のセッティング(陸):
  ・フォアステイ: 両側シンブル+シャックル2個(4,156mm)
  ・サイドステイ: チェーンプレートの4番。
           フォアをひっぱらなくても余裕でつけられるくらい。
           この状態でサイドをいっぱい引くと、テンションは
           たぶん25くらい。
  ・ジブクルーボード: 上から2番目。
 今日のセッティング(海):
  ・フォアステイ: クローズではジブハリを引き気味。フリーでは
           フォアの方がジブハリよりも張るように。
  ・サイドステイ: 上りも下りもずっと一番前。
  ・アウトホール: 11番。
  ・カニンガム:  基本引かず。勝手に下りてきた。
  ・バング:    ちょい引き。。。目印要るなぁ。
  ・ジブ:     クルーがハイクアウトに出られる時はいちばん引き込んだ状態。
           風が弱いときは2番目のマーキングから20mm引き込み。

2009/04/11

整備その2

今日、4/11(土)は、整備デー2日目。
今日やったこと:
 ・メインシートスイブルベースのカムクリートの下にライザーを入れる。
   送ってもらった21mmのライザーを入れました。
   西宮のコーナンにボルトを買いに行ったんですが、
   欲しかったM5×70のステンレスの鍋小ネジが無く、仕方ないので
   M5×100のユニクロメッキの鍋小ネジを買ってきました。
   とりあえず、ユニクロネジでカムを固定。高さ的にはいい感じのようです。
   帰りに、摩耶のナフコに寄ってSUSのM5×70の鍋小ネジをゲット。
   明日、交換します。

 ・カニンガム用のスイングカムクリートの再取り付け
   タッピングビスの穴がバカになってしまっていたので、30mmほど低い位置に
   付け直し。クルーも低い位置の方が使いやすいと言っていたし、これくらいの
   位置がいいかも。

 ・ウェイトの確認
   実際に船に乗せてみて確認。
   切り欠きはバッチリ。
   さて。。。これをどうやって固定するか。なんせ、14kgもあります。
   北港の人たちは、前側にショックコードをつけてセンターケースの前を回して引っ張ってるみたいですが、それだけではチンしたときに落ちてしまいそう。
   メインブロック下の棒からもショックコードを出して引いた方がいいかもです。
   できれば、センターケースまでつっかえ棒を入れて動かないようにしたいところ。
   思案の為所です。

 ・トップマストの長穴を大きく
   メインハリヤードをトップマストにリードしている部分、長穴になっているのですが、
   マスト横側の長穴が細くてハリヤードにしているロープのノットが引っかかっちゃいます。
   なので・・・上側だけをヤスリで削って穴を大きくしました。
   作業後。下の写真のように、上側が少し大きい穴に。
   セールの上げ下げが楽になるかは・・・明日試してみます。

2009/04/06

整備

日曜日は整備デー。
いろいろとやらなければならないことを片付けました。
やったこと:
 ・クルー用のハイキングストラップの付け替え
   たぶん、ついている向きが前後逆だったと思うんです。ですので・・・外して、前後逆に取り付け直して、ついでにショックコードで引いてる場所を変えました。写真は、付け替え後。たぶんこっちの方が使いやすいと思うのですが・・・違ってたらまた付けなおします。いつでもできるように、前側をシャックルでアイに取り付けるようにしました。

 ・アウトホール用ロープの交換
   どうでもいいんですが・・・色が「緑」だったので・・・赤に変えました。

 ・バングロープの交換
   どうも太すぎるようなので、少し細いロープに交換。

 ・RCBスライダにメジャーシールを貼り付け
   目安が欲しいので。今までは、ストッパの位置を「前から※番目」と言っていたのですが、なくなりましたので。写真のように、ハーケンのメジャーシールを10番で切って、スライダの横のアールの部分に合わせて貼りました。視認性がイマイチな気がするのですが・・・ここしか貼るところが無いんですよね。
 メジャーシールといえば、ジブリーダにも貼りたいんですが(前に数字だけ貼ったのは、速攻で剥がれてしまいました・・・)滑り止め加工?のブツブツのおかげで普通のシールは貼ってもすぐに剥がれちゃいます。プラスチックの薄板をシリコンボンドで貼り付けてその上にメジャーシールを貼るようにすると良いかもしれません。今度試してみます。
 それと、ブームにアウトホール用のメジャーシールを貼りました。スターボードタックの時に見えるように1枚貼っていたのですが、ポートタックの時にも欲しいので。両側が同じ位置になるように注意しながら・・・貼りました。

 ・ローテーションレバーの調整
   ローテーションレバーは、手で持つ部分は丸いですが、ヒンジの部分は四角くなってます。で、この四角の部分の端っこの角がマスト側と干渉して、レバーを上げ下げすると引っかかって固いことがありました。で、レバーを外して、干渉している角部分をヤスリで削り、干渉を解消。

 ・ハッチに穴空け
   陸に上げるたびにハッチを開けておくのはちょいと面倒なので・・・ハッチに小さい穴をあけたのですが、小松さんが良い方法を紹介されてましたのでマネさせていただきました。真ん中に4.2mmのキリ穴をあけて、M5のタップを切って、プラスチックネジをねじ込みます。ネジには穴をあけて糸を通し、外したときに無くさないように。陸に上がったときは外して、帆走中は閉めておきます。

 ・RCBスライダのハンドルを引っ張ってるショックコードを長く
   納品状態では短かすぎてスライダが後ろへ動いてしまうので、少し長めにしました。別にハンドルをピン!と引っ張っておかなくても、ガンネルより外へ行かなければいいわけで。ダルダルでも問題無しです。というかダルダルの方が好み、です。

 ・バラストの作成
   今日一番の大仕事です。
   僕らは艇の重量が66kgなので、艇に2kg、そしてクルーウェイトが118kgより少ない(たぶん)ので、クルーウェイトの補完のためにマキシマムの12kg、合計14kgを積む必要があります。5~6kgくらいまではメインブロックの下、柱?の一番下に固定するのが楽でいいのですが、14kgも積むとなると、出来る限り重心に近い位置につけたくなります。
   どうするか・・・ですが、大阪北港の方々の方法をマネさせてもらいました。
   材料: 重りにする鉛インゴット、プラスチック製のまな板、タッピングネジ。
   鉛インゴットは東急ハンズで買えますが、材料屋さんが近くにあれば当然そちらの方が安いです。また、カメラ関係のショップにも売ってることがあります。三脚を押さえるのに使うらしい。僕は、ネット通販でカメラ関係のショップで買いました。
   まな板、は、とても安く手に入って、加工が簡単、柔らかい材質なので割れにくい、など、とても良い素材です。カインズで700円くらいでした。
   まず、まな板を20cmほどダガーボードケースに食い込ませるために、幅4.5~5cmの切り込みを入れます。そして、鉛インゴットをタッピングネジで固定するための下穴をあけ、5×25mmのタッピングネジを打って鉛インゴットを固定。
   インゴットの下側、フネと接触する部分には3mmのゴム板をタッピングネジで固定。
   写真は、左端がゴムを半分貼ったところ。真ん中はゴム貼り完成。右側は表面から見たところ。鉛を止めるタッピングネジがすごく多すぎる気がしなくもないが・・・外れるとイヤなので、まぁ、こんなものかなぁ。
   


   しかし。
   14kgって、めちゃくちゃ重いですね。
   これを毎回付けなければならないとは、かなり大変そう。
   あと・・・こんなに重いのをダガーボードケースにショックコードを回して固定するだけ、で
   大丈夫なんだろうか。。。できればキッチリ固定したいですね。
   どうするかは、また後日考えます。

 PSJに依頼したパーツがまだ届いていないので、作業完了にはなりませんでしたが・・・それなりに作業が進みました。
あと数カ所直せばレース仕様として十分使えるようになる予定です。

2009/04/01

関西3フリート合同 シーズンイン練習会 - 2日目

2日目・・・の前に、

1日目の記事に書き忘れたこと。

クローズホールドで走っているときに、ヒールさせすぎている、と指摘されました。
海の上で池田さんから。陸に上がってビデオを見ているときに。
確かに、ビデオで見ると、ヒールしています。少しですが、確実に。
これでは、スピードを殺してしまっていることになります。
キープフラットで走ればもっと速いはず。水準器でも積んで練習するかな。

下の写真は、左から僕ら(2866弦風)、池田さん、多田さん、秋山さんの艇を並べたもの。
練習会の時に北港ディンギークラブの方が撮って下さった写真から加工しました。
これを見ると、やっぱり僕らはいちばんヒールしてる。。。し、たぶん、これよりもヒールしている
タイミングが多いはず。
面白いのは、みなさんメインの形にそれぞれ個性が出てること。
理想的には秋山さんの艇の形でしょうか。僕らのは深すぎかもしれませんね。
意図して下1/3を深くして走ったんですが。もうちょっと浅くしてもいいかも。


さて、
2日目、29日。

この日、クリス嬢の都合がつかなかったので、クルーは安澤さんにお願いしました。
安澤さんと僕のペアだと、体重の合計が125~130kgくらいになります。
ウェイトは昨日のまま、6kg積んだままですので、クルーウェイトが126kgだとルールジャスト。
重さ的にはバッチシな状態です。
で、この日の風は4~7m/sくらい。ちょうどいい感じのクルーウェイトですね。

前の日はハンドリング練習から入りましたが、この日は遠征組が早く帰るので、
昼食を海上でとることとし、マークの準備が出来るまでスピード練習、
マークの準備が出来てからはレース形式の練習となりました。

この日のスピード練習の相手は、今日が初マイラーセーリングの下村さんの艇。
ちょっとだけうちが勝ってたと思いますが、あんまり差はありませんでした。
本当は、スピード練習をしながら、少しずつセッティングを変えて議論しながら
走るのがいいのでしょうが・・・そこまではできず。なかなか難しいですね。

ショートコースのレース形式の練習では、上→下→上→下フィニッシュ、のコースの
時に、一度だけ、ジャストスタートを切って、1上を河野兄弟を抑えてトップ回航、
下マークまでトップをキープ!というのがありました。
このところ調子を伸ばしてきている・・・というか、去年の時点で僕らよりもずっと速かった・・・
河野兄弟を抑えられた!と思ったのもつかの間。
下マークを間違えてました。(ーー;)
秋山さんから、「お~い」と声をかけられて、気づき・・・
ん~。本部艇の機動性を増すために、上側のアウターをマークにしていたので、
勘違いしていました。回るべき下マークは下側・・・大失敗です。

その後は、スタートがうまくいかず (ホーンを鳴らしてもらえなかったので、時間が
わからなかったのです・・・) お腹が空いてきて集中力が無くなって、
ほぼ最下位を回ってる状態でした。
皆さんの実力が拮抗しているので、ちょっと集中力が切れると、置いて行かれます。
本番レースのときは、ほとんど飲まず食わずで一日集中しているんですが、
練習会だとダメなのは、気合いが入ってないんでしょうかね・・・。

何レースやったのか忘れてしまうくらい繰り返しレース練習をやって、
2時頃にハーバーバック。
北港ディンギークラブの方々のおかげで密度の濃い練習会になりました。
ありがとうございます。

この日のうちに、安澤さんに手伝ってもらって、2866を芦屋に持って帰りました。
今週末は、練習会で見つかったトラブル箇所を含め、整備デーです。

作業予定:
  ・メインシートスイブルベースのベースとカムクリートの間にライザーを入れる
  ・トップマストのメインハリヤードをリードしている部分の長穴を大きくする
  ・タッピングビスが外れてしまったカニンガム用のスイングカムクリートを直す
  ・センターボードケースのマットの散髪
  ・クルー用のハイキングストラップの付け替え(前後が逆についてる!)
  ・アウトホール用ロープの交換(色が・・・黄緑はイヤだ・・・)
  ・バングロープの交換(少し細いのにしてみる)
  ・バング用ツイストシャックルの交換(すぐに緩むので違うのにしてみる)
  ・滑り止めの貼り付け(ほんとは3Mのがいいのだけど、とりあえず手持ちの安物を・・・)
  ・ジブリーダとサイドステイRCBスライダにメジャーシールを貼る
  ・アウトホール用メジャーシールを貼る
  ・トラベラー用ロープをリードしているブロックの位置変更
  ・ウェイトマウント用治具の作成
  ・ローテーションレバーの調整
  ・水準器の取り付け

いっぱいあるなぁ。全部終わるかな・・・。