2009/03/31

関西3フリート合同 シーズンイン練習会 - 1日目

3月28日、29日の土日2日間、大阪北港ヨットハーバーで、関西3フリート合同シーズンイン練習会がおこなわれました。
Team弦風にとって初めての本格的な練習会です。
2866はまだまだ調整するところが残っている状態ですが、まだ他艇と一緒に走ったことがないので、初めてパフォーマンスを知ることになりました。

28日・・・
朝9時半ミーティング開始予定。
ミーティング開始までに艤装を終わらせておく・・・はずだったのですが。
ちょっとばかり寝坊してしまって、北港に着いたら9時。アハハ・・・早速遅刻です。
ま・・・前からスロースターターですからねぇ。急には治せません。

運良く(?)朝はあまり風がなく、風待ちをすることに。
その間に、艤装を済ませ、ゲットしたテンションゲージでサイドのテンションを計測。
めいっぱい後ろに引いた状態で25。フォアステイ長さは4,156mm。
かなり緩めの設定です。
リグのテンションに関しては諸説あるようですが、去年遠征に行って仕入れた情報では、
ユルユルの方が良さそう?だったので、去年から2555でも緩めの設定にしていました。
で、この日の2866の設定は、2555でやってた設定よりも更に緩め。
これでも、北港の河野さんのところよりは、固め。彼らはもっとユルユルです。
僕らよりも軽いのに・・・。やはり今のトレンドは、ユルユルセッティングかも。

さて、11時くらいにそれなりに風が出てきたので出艇。
この日は、2艇でペアを組んでの練習が中心。
まず最初は、サークリングでハンドリングの練習。

サークリングの手順は、
 まず、ヒールさせながらラフィング (ウェザーヘルムを最大限利用)
 そして、ロールタックして、直後に思い切ってアンヒール (リーヘルム!)
 ベアしてロールジャイブして、そのままヒール。
 ウェザーヘルムを使って、スムーズにラフィング。
てな具合なんですが、、、
この日は2m/sくらいの風でサークリングの練習だったんですが、
微風での体重移動、前から課題ではあったんですが、サークリングで
以前に増して課題が顕著に。
サークリングですから、ヒール、ロールタック、アンヒール、ロールジャイブ、
そしてまたヒール、という、、、一連の体重移動をスムーズにかつ大胆に
やる必要があります。ところが。微風での練習が少なかったこともあって、
クルーのクリス嬢が混乱してしまいました・・・。
「アンヒール!」って指示してもヒールさせてしまったり、
動く方向が合ってても、バタバタしてしまったり。
僕は高校の時に高松で乗ってましたから、微風がアタリマエで、
毎日のようにロールタックやロールジャイブをやってたので、体が覚えてますが、
クリス嬢はディンギーは去年始めたばっかりだし、芦屋はそんなに微風にも
ならない・・・こともあって、微風の練習不足が課題として顕著に出てしまいました。
意識して練習せねば、です。

そして、スタート練習、スタート+ショートコース練習、その後、お昼を取りに
いったんハーバーバック。

午前中、うちは取り付けの時間が無かったのでウェイトを積んでなかったのですが、
やはり、軽い艇は、速い、ですね。単純に・・・。他のウェイトを積んでるフネよりも
明らかに有利な感じでした。
で・・・これでは練習にならないので、昼休みを利用して、ウェイトを積みました。
積んだと言っても、6kgしか持ってなかったので、艇の不足分2kg+クルーウェイトの
不足分4kg、というイメージで6kgを搭載。本当は、あと8kg追加して、クルーウェイトの
不足分を12kgとし、合計14kg積まなければならないのですが・・・

午後からは、池田さん・秋吉さんペアの2867と組んでスピード練習を中心に。
午前中は微風~軽風だったのですが、午後からはそれなりに吹いて、
Maxで5~6m/sくらいでした。
2867との走り比べでは・・・上りもスピードもほぼ互角、走らせ方の差もあまり無し、という結果でした。
僕はメインシーティングでどちらかというと上らせ気味で走らせるのですが、池田さんは
トラベラーシーティングが主とのこと。。。差がでるかな?と思ったのですが、軽風~順風では
軽量チームでもセールのパワーを最大限使えるので、メインシーティングだろうがトラベラーシーティング
だろうがあまり変わりがないのかもしれません。

気づいたことなど:
  ・2866は、ポート・スターボで走りの差があまり無さそうだ。。。ポートの方が走りづらい気がするが。
  ・メインのカムがかからない!メインシーティングでは問題ないが、トラベラーシーティングはムリ。
  ・(他艇からの指摘でわかったこと:) ジブもメインもカーブが深いようだ。敢えて浅くしてなかったので
   当然ではあるが・・・。
  ・艤装では、
    ・アウトホール:引き込み量を計れるようにメジャーテープをブームに貼ったが、片側だけなので不便
    ・バング:5mmのロープを使っているが、4mmでいいかもしれない。
    ・RCBシュラウドスライド:意図しないタイミングでクリートが外れることがある。また、引き込むのは
      すごく楽だが、クリートにかけるのに少し苦労することがある。要改善。


夜には、昼間撮ってもらったビデオを見て、その後、走らせ方について激論が交わされました。
話題は、トラベラーをどうやって使うか? フォアステイ長さはどうしているか?など。

僕は家の都合で帰らせてもらいましたが、琵琶湖の方々など、一部の方は居残りで・・・
きっとオールナイトで激論が交わされたんでしょうねぇ。

1日目は、風があまり吹かなかったですが、
いろんな議論もあったし、いろいろ勉強させてもらいました。
満足度100%です。

  ・・・2日目に続く・・・

2009/03/24

発足会

Team弦風の発足会を、土曜日の練習の後、夙川の「鉄板焼き 一」でやりました。
急な連絡だったにも関わらず、7名の方々が集まって下さいました。

進水式の時に、スパークリングワインなど4本を差し入れでいただいたのですが、
へいさんにいただいた2本を、最後に飲もうと残しておいたら開けるタイミングを
逸してしまって・・・。で、せっかくいただいたので、僕ら2人で飲んじゃうのは
申し訳なく、できれば、へいさんの息子さんが店長のお店、一、で皆さんに
集まってもらって、その2本をふるまおう、と、クルーと相談してたのです。

集まってくれたのは主にAYCのメンバー。それと、ワイン船(^^ゞ)の藤本さん。
AYC+限られた人にしか案内を出さなかったので、なのですが。

ふだんはブルーウォーターなAYCのみなさん、

「和歌山まで応援に行ってもええでぇ!んで、みんなでBBQしようや!」
~ハイ。応援と言うより、BBQが主でしょうに。楽しんじゃってください。(笑)

「でなぁ、かっちゃん、ワールドとってやぁ!」
~イヤ、周りは速いヒトばっかりなんですケド。。。

「レース6日間で、1日5レース?で、1レースに8レグも帆走るん?
 それって、全部で240レグも走るっていうこと?
 体力大丈夫かぁ?」
~ソレ聞いて、心配になってきました。。。

とまぁ、僕をサカナに美味しいお酒を飲んでいただけまして。
僕もまぁ、楽しいイジられ方だったので、それはそれで美味い酒を呑ませていただきました。

来てくださった皆さん、ありがとうございました。

体力、マジで心配になってきた・・・。
スポーツクラブに通うこと考えよう。。。

2009/03/22

調整、初練習

土曜日。
金曜日までの出張疲れが取れずに、眠い目を擦りながらクルーを迎えに。
9時半頃に北港へ到着。

2555は、かなり感覚で乗ってましたが、2866は、出来る限りいろいろと
数字でわかるデータを集めたいと思っています。
海の上でテンションなど触る前に、最低限、艇の重さとフォアステイの長さは
知っておきたいと思い、この日は、まず計測から始めました。

まずは、重さから。
池田さん・秋吉さん艇と一緒に艇の重量を量り直したところ、
66kgであることが明らかに。
納品直後に芦屋で測ったときには67kgだったんですが。
今回は、とても注意深く計測したので、たぶん、間違いじゃないのでしょう。
船のために2kgのウェイトが要る、ということです。

次にフォアステイ。
標準艤装は長さ調節可能な、チェーンプレートつきのフォアステイなのですが、
どうもこのチェーンプレート、あまり好きになれません。
2555でも買いましたが・・・あまり使いませんでした。
チェーンプレートを下側につけていいなら価値がありますが、
上に付けないといけないとなると、使い勝手が悪いんですよね・・・。
ですので、従来タイプのシンブル仕様のフォアステイを追加で作ってもらいました。
どちらも使えるように、両方のフォアステイで長さを計測。
僕らはマストを倒していることが多いので、両方のフォアステイでルール内の
最大長さとなるように調整して再計測。
従来タイプのフォアステイは、中央値より少し短めに出来ていて、
短いシャックル2個でほぼ最大長さとなるようです。
たぶん、レバーピンシャックルを使えばシャックル1個で最大長さとなるはず。
次回、試してみます。

さて。ここまででずいぶん時間を使ってしまったので、
他の場所の計測は全て省略。(^^ゞ
いくつか気になるところはあるんですが、計測値が気に入らないと言って簡単に
直せる所じゃないので、また今度測る事に。

色が気に入らないロープを交換して、
フットベルトの長さを調節できるようにロープを長くして・・・
(僕らは、背が低い(だから、足も短い)ので、フットベルトを長く出さないとダメなのです)
隣で池田さんのところは、トラベラーのロープをリードしているブロックの位置を
変えようとしています。僕は、この部分を触るのは少し先にしようと思います。
いままでこのブロック、ついてませんでしたから、どこがちょうどいいのか、ない方が
いいのか、わかりませんので。

さて、出艇前にやろうと思っていた計測・調整をあらかたやってしまったので、
艤装して、着替えて、出艇です。
この日はすっごく暖かくて、陸で作業をしているときも、ウィンドブレーカを脱いで
フリースだけでOKなくらい。ウェアもちょっと悩みましたが、
ウェットスーツ+ディンギースモックで出ることにしました。
風があんまり吹いてなかったので、チンしないだろう、って目算でしたし。

出艇後。

センターボードケースが、やっぱり固いようです。
クルーが一生懸命差し込んで、ようやくバングとちょっと干渉するかも、というくらいまで
差せました。とりあえず、バングをダルダルにして、タックのたびにセンターにひっかから
ないようにクルーに避けてもらって・・・なんとか湾外へ。
ちょうど、西風に変わった後でしたので、淀川上流へ向かう方がランニングとなり、
センターケースの調整をするには具合がよい風。
淀川上流、阪神高速の方へ進路をとって、クルーへティラーを渡し、
「とりあえず、橋に向かって直進!よろしく!」
でもって、ハサミでカーペットの毛糸をジョキジョキ散髪。
だいぶん切って、僕ならかなり固めですが抜き差しできるくらいまでになりました。
クルーに試してもらうと・・・
差せません。抜けません。。。う~む。やはり非力な女の子にはムリか・・・
もう一回ジョキジョキ・・・
だいぶんマシになりましたが、やはりクルーが試すと、「ダメ~~~。固い~~~。」
ん~。これ以上切ってしまうと、へたってきたときにグスグスになりそう。
「ごめん!悪いけど、腕立て100回やって腕力付けて・・・」
僕もそんなに力が強いことないと思うので。マストはデッキからかなり浮かして立てられ
ますが・・・あれはコツがわかれば力要らないし・・・。
しばらくはフリーでセンターを上げられないかもしれませんが、とりあえず、
乗れない、ということは無くなりました。

なんとか走れるようになったので、練習開始。

4~5m/sくらいの風で、ちょっとオーバーパワーな領域に入りかけてるくらい。
リギンのテンションを合わせて、セールのツイストに気をつけて、クローズホールドで走る。
メインシーティングで走ってると気がつかなかったんですが、トラベラーシーティングに
変えようと思って、気がつきました。。。メインカムが異常にかかりづらい。というか、
足でかけないとかからない。池田さんが、「メインカムかからへんねんけど、どないしたら
ええんやろう?」って言ってて、「ん~、台座のスペーサを工夫するしかないかもですねぇ」
などと応えてたんですが、まさか自分が同じ目に遭うとは。スイブルベースは2555で
使ってたのと同じはずなんだけどなぁ。ブロックのシーブ径が小さいから、そのせいかなぁ?
2555では76mmのラチェットブロックを使ってましたが、2866は57mmがついてまして。
ちっちゃくて滑るので76mmを買ったんですが、まだ届いてないのでこの日は57mmで
乗ってます。。。76mmをつけて試してみて、どうか、ですねぇ。。。

その他、気づいたこと。

トラベラータックがしづらいです~。
2555ではついてなかった、ブロック。みなさん、これがあると引くトコ間違えないから楽よ、と
おっしゃいますが・・・引くトコ遠すぎ!
忘年会の時に久礼さんが、微風でトラベラータックするときに引くところが遠すぎてうまく
いかないんですよねぇ、なんてことを言われてましたが、そのときはあまり気に留めてなかったの
ですが(2555にはついてませんでしたから)、気持ちがよくわかりました。
タックした後にメインを持った手で引いちゃうと、ティラーの持ち替えが出来ないんですよね・・・。
だからといってティラーを持ち替えてから引くとタイミング遅すぎだし。
結局、タイミング遅すぎのタックしかできず・・・。元々中途半端な位置についてるし、
このブロック、外しちゃおうかな。

そして。

ジブシートに、クローズホールドのときの引き込みの目安のためにマーキングしているんですが、
タックアングルを確認してびっくりしました。
いちばん引き込んだ状態から、出した状態まで、等間隔に3カ所マーキングしたんですが、
タックアングルが、80°、100°、120°と、上り角度がちょうど10°ずつ変わった状態でした。
こんなもんかなぁ、と、いい加減にマーキングしたんですけど。
偶然って恐ろしい。

テーザーは僕らだけだったので、動作の確認と、各所コントロールしたときの感覚の確認で
終わってしまいましたが、2.5時間ほど乗って、ハーバーバック。
クルーも、だいぶん勝手が違うようで、動作の確認しかできなかったみたいです。
ま・・・最初はこんなもんでしょうか。
まだまだ、自分のフネになるまでには、時間がかかりそうです。

2009/03/15

センターボードケース - パッドの交換

先週進水式の後、センターボードが入らないのは困るので、
センターケースのパッドを一部分だけ削り取っちゃいました。
後で確かめると、一部だけ取るのはルール違反。
で、PSJに電話して大谷さんから話を聞くと、パッドを貼る作業は
PSJでやってて、センターボードを入れながら調整しながら
貼っていて、固めに調整しているから、最初は入りづらいかも、とのこと。
ん~、入りづらい、という感じじゃなく、入らない、だったんですが・・・
いずれにしても、一部分だけ取るのはルール違反だから、
全部剥がさないといけません。が、剥がしちゃうとガタガタなんだな。たぶん。

2555用に新しいパッドを予備品として持っていたことを思い出し、
道具箱を漁る。出てきました。

結局、いちど全部を剥がして、出てきた新しいパッドを貼ることに。
もう一回、センターボードを入れながら調整した方がよいだろうし。
  #PSJから、代替品を送ってもらったんですが、ちょっと違う感じの
  #パッドを送ってくれてて、こちらは手持ちの予備でうまくいかなかった
  #ときに最終兵器として使うことにしました。

まずは、中途半端に剥がしたパッドを全部剥がしちゃいます。
ナイフを使ってゴリゴリ剥がすんですが、たっぷり一時間以上かかってしまいました。
センターが当たってた部分は特に念入りに接着剤も剥がして、そうじゃないところは、
少しいい加減に処理。



そして、予備のパッドを長さを測って切って、コニシボンドG17で接着。
長すぎる毛をハサミでトリムして・・・。とりあえず、先週納品時の姿に戻りました。
来週、海に浮かべた状態でセンターを刺しながら調整します。
陵ではどのくらいの固さにしておけばいいか、イマイチわかりづらいですので。

進水式

進水式は、先週でしたが、
進水式が終わってからブログを立ち上げたので・・・過去に遡ってのブログ投稿です。

進水式は日曜日。雨が降るかも?と天気が心配されましたが、朝から、晴れ!
僕もクルーも、自称晴れ男・晴れ女。
日頃悪いことをしていないので、神さんがご褒美をくれたのかも。

進水式の前に、クルーと二人で命名式。
日本名「弦風(げんぷう)」、英語名 "String Ensemble" として、
船名のステッカーをスターンに貼りました。

進水式のために、テーザー芦屋フリートの面々や、
芦屋ヨットクラブの人たちが来てくれました。
スパークリングワインなどの差し入れもいただいてしまいました。
みなさん、ありがとうございます。

おっきい船だったら、船首にワインの瓶をぶつけて割るんですが、
テーザーはそんなことをすると船の方はつぶれちゃうので、
手でかけてやります。
たくさん飲んで、機嫌良く速く走ってね、と願いながら、
スパークリングワインをバウに。

そして、みなさんにワインをふるまい、乾杯をして、記念写真撮影。

RCBスライド、新しいラダーシステム、など、新しいシステムが全て入った新艇。
ここはこうなんてんの?あ、こんなところが変わってると話題は尽きません。

そして、初セーリング。
センターボードがすっごく固くて入らないトラブルがありましたが、
走り出したらさすがは新艇、す~っと加速、気持ちよくセーリングできました。
セッティングを何もしていないので、スピードがどう、という話はできませんが、、、
気づいたこと: デッキがむちゃくちゃ滑ります。新しいから?(^^ゞ
そして、ラダーシステム、すごくイイ!です。めちゃくちゃ軽いです。

2009/03/14

ブログ立ち上げ

一昨年チームを結成し、それなりに練習して、
昨年はJTA主催のイベント全てに参加(皆勤賞!)、
そして、今年は新艇をGET。
ワールドを目標に、着々と前進しています。

新艇の船名を、弦風~String Ensemble~としました。
チームウェアも作って、Team弦風として再出発。

そこで、みんなに見てもらう、というよりは、
備忘のための記録、という意味合いで、ブログを立ち上げてみました。

これから成長していくのか、
それとも退化していくのか、
ボチボチやって現状維持か。

とりあえず、気持ちを新たに、スタートです。