2012/04/30

スプリングレガッタ ~ 2日目

初日の夜。

稲毛のK山・I上組が僕らと同じ藤沢に泊まる、とのことで、
車で藤沢まで移動する予定にしていて全然飲めなかったので、
じゃぁ藤沢で一杯やりましょう、ということに。
8時半くらいから飲み始め、 10時過ぎに、大阪北港のA吉さんが
合流して更に盛り上がり・・・終わったのは11時過ぎ。
寝たのは1時前・・・。

失敗でした。
翌朝は、完全に二日酔いの状態。
眠たい~気持ち悪い~頭痛い~レースしたくねぇ~。
復活予想時刻、11時・・・。
午前中は風待ちしてくれないかなぁ、と淡い期待を抱きながら・・・出艇。

この時点で、既に風は海風になってて、風待ちは無いだろうなぁ、と
わかってたんですが。まいった。

船のセッティングは、前の日と同じ。
変えたのは、

風速が上がったレースでは、ジブのクリューボードの穴を
上から3番目(下から2番目)を使うようにした。
→ レース毎に変更、にしたので、結果として、途中で
風が落ちてしまって、このセッティングで微風を
走ったレースもあった

クリューボードの穴を下げているときに風が落ちた場合は、
サギングを多めにするように、サイドをレール長さ1/4くらい
前に出した。

風速に合わせてこまめにカニンガムとアウトホールを調整した。

フリーでは、もちろん、バング以外の全てのロープを出し切って、
バングも緩目。メインをツイストさせた。

その他は、前の日と一緒。


1レース目(Race 4)
スタートはイマイチだし、ぜ~んぜん走らないし、上らないし、
なんかヘンだよなぁ。何でだろう?と悩みながら走って、着順は11位。

二日酔いで目が覚めてなかったんです。たぶん。
前の日の飲み過ぎ、禁止!


2レース目(Race 5)
最初はイマイチでしたが、徐々に調子が上がり、8位フィニッシュ。
やはり、復活予想時刻11時は当たっていました。


3レース目 (Race 6)
スタートがバッチリ決まり、上までの走りもバッチリ。
コースも、自分的にはいい感じ。
そうすると・・・
なんということでしょう。3位くらいで回航。

これだけ何回も上位で回航できたのは・・・まぐれじゃ無い?
去年のワールド挑戦で頑張ったおかげ?速くなった?
なんてことを考えながら、走ってたら、抜かれました。(^^;;;

やっぱり前の4艇は速いです。
それでも、おいて行かれるわけじゃなく、なんとか食らいついて
行けました。前の日は、フリーで失速感があったのですが、
この日は波に集中して走ることを心がけ、失速感が減りました。

クローズは、一時的にオーバーパワーな局面もありましたが、
コントロールロープのトリムで逃げられる範囲内。
メインを浅く、ツイストさせてヒールを逃がしても、艇速には
さほど響かなかったようです。
むしろ、上らせすぎてしまった時の方が失速が大きく、
ハンドリングミスで失速する感じが強かった。

最後、葉山のY本さんに追いつかれそうになりながらも、
なんとか序盤からの順位5位をキープし、そのままフィニッシュ。

すっごい集中して、すっごい頑張ったレースでした。
船もよく滑ってた、と思います。


4レース目(Race 7)
3レース目が終わった後、疲れ切っちゃって、ぜぇぜぇ言いながら、
クリス嬢に、「ゴメン・・・次、DNCでいいかなぁ?」なんてことを
聞いたら、「ダメ!とにかくスタートしなさい!」と怒られちゃいました。

じゃ、まぁ、いいかぁ、とりあえず走ろう・・・と
半ばやる気無し子な状態でスタート待ち。
良かったのは・・・早くフィニッシュしたので、スタートまで十分休めたこと。
やる気のボルテージは100%までは行きませんでしたが・・・体力的には
なんとかなりそうでした。

いざスタートしてみると、十分前の方につけていけそうな展開。
フリーのスピードもいい感じで、クローズもそつなくまとめ(たつもり)、
結果、6位でフィニッシュしました。
レース止めなくてよかった。(^^;;;


今回のスプリングレガッタ、7レースを走って、
 3 - 6 - 9 - [11] - 8 - 5 - 6  の 37ポイント、総合5位でした。



今回のレガッタ、特に2日目は、1~4位の4艇が三つ巴
(四つ巴、って言うんだろうか)の戦いを演じる中、
序盤に絡んでいけたレースがあった、ことと、
ボートスピード、コース、共に良かったレースが多かった、
ことが良かった点。
今回はセッティングもわりと良かったですね。

まだまだなのは、やはり少し風速が上がると余裕が無くなってくること、
風が落ちた時のフリーが遅いこと、特に波を使えてないこと、
他艇と絡む場合のタクティクスの面で、イマイチな事が多いこと、
そして、初日の飲み過ぎ!  反省。


風が弱かったことに助けられて良い成績を取ることができましたが、
同時に、いろいろと確認作業をすることができた2日間でもありました。
これからの課題は、せっかくついてきたボートスピードを安定させること、
そして、風速が上がっても同じ走りができるようにすること。
練習あるのみですね。

次回は、7月、西日本選手権、、、

の前に、来週、高知のオープンレース、龍馬杯ヨットレースに
参加してきます。楽しむことが目的ですが、、、セーリングも
頑張ってきます。



スプリングレガッタ ~ 1日目

4月28日~29日、葉山でスプリングレガッタに出てきました。

久しぶりのクリス嬢とのチームで臨んだスプリングレガッタ。
予報では微風~軽風の僕ら向きのコンディション。
二人とも病み上がり・・・いや、風邪ひき真っ最中・・・?で
体力に不安があったので、吹いてもらうと困ったのですが、
その点はラッキーでした。

初日。
予報通り、最初は陸風でせいぜい2m/sくらいの微風。
今回、2866としては初めて、フォアステイを少し短くしてみました。
普段は、4155~4160mmくらい、クラスルールギリギリまで長くしていますが、
ロングシャックルから普通のシャックルに交換し、15mmほど短く設定。
なので、たぶん、4140~4145mm程度、ほぼ中間値になったはず。
目的は、もちろん、パワーです。
昨年の西日本選手権にマホロ嬢と出たとき、パワーのなさを
コース引きで補った・・・ことの反省と、イギリスワールドで2745では
4145mmくらいのフォアステー長さで12m/sでも乗れたので、
多少吹き上がっても問題ないでしょう、という判断もありました。

その他の備忘録。

ジブのクリューボードは真ん中の穴を使用。
ジブの引き具合は、(うちの艇の)目一杯よりも2cm出し気味。
メインは、フットを深くして、トラベラーはリーチのテンションを見ながら
調整。他艇よりはもしかしたら上がってたかも。
(リーチのテンションは、総じて緩め)

サイドステイはジブのサギングを見ながら、緩めすぎないように
気をつけながら、緩めに設定。

総じて、セールを深く、のイメージで。

さて、レースですが、
空いたところから無難に一線でスタートする、をテーマに、
とにかく遅れないことを目標にスタート。

1レース目、思った通りにいい感じでスタートでき、
コースは、真ん中左より→右に移動してアプローチを選択。
葉山の陸風はこの辺を走るのが好きです。

で、1上付近・・・ビックリしました。周りに船がいないんだもの。
 結局、3位で上マークを回りました。
きっとコースが良かったんですね。
走ってる時の感じは、上り角度があんまり良くなくて、スピードは
そこそこいい感じ・・・そういうセッティングなのだから、その通り
なんですが・・・で、決して、走り勝ってるような感じでは無かったので。

その後がタイヘンでした。
みんな、速いんだもの。
おいて行かれないように、追いつかれないように、集中、集中!
なんとか守り切って、3位でフィニッシュ。

快挙です。
まぐれ当たりにもほどがあります。


2レース目。
1レース目と似たようなコンディション。
1レース目と同じようなスタート・コースを選択。
走りもいっしょ。

で・・・1上。
なんということでしょう。2位で回航してしまいました。
よっぽどコースが良かったんでしょうか・・・。

このレースは、順位を守れず、6位フィニッシュでした。
フリーで抜かれた、というか、抜かせてしまった、というか、
走らせ方が悪かったですね。。。スピードもイマイチだったし。


3レース目。
風向きが変わり、シーブリーズが入ってきました。
風速も上がって、4m/sくらい?
パワフルなセッティングにした軽量チームの2866では、
フルハイクでなおかつパワーダウンが必要・・・。

このレースは、何回もゼネリコがあって、最後にブラックフラッグが
上がったタイミングで場所取り&出だしに失敗、完全に2線目からの
スタートになってしまい、途中、セーリングもミスの連発で、、、
1上はたぶん、15位~17位くらいで回航。
その後、フリーで巻き返して、着順10位でフィニッシュ・・・してたみたいです。

実はこのレース、フィニッシュ直前でドタバタがあり・・・
フィニッシュラインが、えらく短いラインでしかも風向と45度くらい、
スターボ艇の航跡と平行に設定されていました。

フィニッシュ直前、うちと2709がポートタックで並んでいたのですが、
入りきれない2709がライン直前でタック。上側にいたうちは、2709を
避けるためにタックせざるを得ず。
タックをすると、目の前にマークが・・・。
若干タックに失敗したのでベアしてしまっていて、
上りきろうとしてもマークタッチのリスクがあり、ベアして
避けざるを得ませんでした。その後、後続艇を避けながら・・・
5艇くらいに抜かれてフィニッシュラインを通過。災難。

すっごいブルーで、すっごい機嫌を悪くして帰ったのですが、
(いや、悪いのは自分なんですよ、ラインを見てなかったのですから)

パーティで貼り出された途中経過を見てびっくり。
2709よりも前でフィニッシュしたことになってます。
どういうことだろう?とM下さんと話をしたのですが・・・
2709を避けようとタックをしたときに既にラインを切っていたのではないか?
という結論に。あり得ますけど・・・。ラッキーだったというか・・・

RRS 28.1項の内容と、言葉の定義からすると、タックした後、
うちは、マークタッチをせずにケースを起こさなければOK、で、
必ずしもラインを横切る必要はなかった・・・らしい。