2009/03/22

調整、初練習

土曜日。
金曜日までの出張疲れが取れずに、眠い目を擦りながらクルーを迎えに。
9時半頃に北港へ到着。

2555は、かなり感覚で乗ってましたが、2866は、出来る限りいろいろと
数字でわかるデータを集めたいと思っています。
海の上でテンションなど触る前に、最低限、艇の重さとフォアステイの長さは
知っておきたいと思い、この日は、まず計測から始めました。

まずは、重さから。
池田さん・秋吉さん艇と一緒に艇の重量を量り直したところ、
66kgであることが明らかに。
納品直後に芦屋で測ったときには67kgだったんですが。
今回は、とても注意深く計測したので、たぶん、間違いじゃないのでしょう。
船のために2kgのウェイトが要る、ということです。

次にフォアステイ。
標準艤装は長さ調節可能な、チェーンプレートつきのフォアステイなのですが、
どうもこのチェーンプレート、あまり好きになれません。
2555でも買いましたが・・・あまり使いませんでした。
チェーンプレートを下側につけていいなら価値がありますが、
上に付けないといけないとなると、使い勝手が悪いんですよね・・・。
ですので、従来タイプのシンブル仕様のフォアステイを追加で作ってもらいました。
どちらも使えるように、両方のフォアステイで長さを計測。
僕らはマストを倒していることが多いので、両方のフォアステイでルール内の
最大長さとなるように調整して再計測。
従来タイプのフォアステイは、中央値より少し短めに出来ていて、
短いシャックル2個でほぼ最大長さとなるようです。
たぶん、レバーピンシャックルを使えばシャックル1個で最大長さとなるはず。
次回、試してみます。

さて。ここまででずいぶん時間を使ってしまったので、
他の場所の計測は全て省略。(^^ゞ
いくつか気になるところはあるんですが、計測値が気に入らないと言って簡単に
直せる所じゃないので、また今度測る事に。

色が気に入らないロープを交換して、
フットベルトの長さを調節できるようにロープを長くして・・・
(僕らは、背が低い(だから、足も短い)ので、フットベルトを長く出さないとダメなのです)
隣で池田さんのところは、トラベラーのロープをリードしているブロックの位置を
変えようとしています。僕は、この部分を触るのは少し先にしようと思います。
いままでこのブロック、ついてませんでしたから、どこがちょうどいいのか、ない方が
いいのか、わかりませんので。

さて、出艇前にやろうと思っていた計測・調整をあらかたやってしまったので、
艤装して、着替えて、出艇です。
この日はすっごく暖かくて、陸で作業をしているときも、ウィンドブレーカを脱いで
フリースだけでOKなくらい。ウェアもちょっと悩みましたが、
ウェットスーツ+ディンギースモックで出ることにしました。
風があんまり吹いてなかったので、チンしないだろう、って目算でしたし。

出艇後。

センターボードケースが、やっぱり固いようです。
クルーが一生懸命差し込んで、ようやくバングとちょっと干渉するかも、というくらいまで
差せました。とりあえず、バングをダルダルにして、タックのたびにセンターにひっかから
ないようにクルーに避けてもらって・・・なんとか湾外へ。
ちょうど、西風に変わった後でしたので、淀川上流へ向かう方がランニングとなり、
センターケースの調整をするには具合がよい風。
淀川上流、阪神高速の方へ進路をとって、クルーへティラーを渡し、
「とりあえず、橋に向かって直進!よろしく!」
でもって、ハサミでカーペットの毛糸をジョキジョキ散髪。
だいぶん切って、僕ならかなり固めですが抜き差しできるくらいまでになりました。
クルーに試してもらうと・・・
差せません。抜けません。。。う~む。やはり非力な女の子にはムリか・・・
もう一回ジョキジョキ・・・
だいぶんマシになりましたが、やはりクルーが試すと、「ダメ~~~。固い~~~。」
ん~。これ以上切ってしまうと、へたってきたときにグスグスになりそう。
「ごめん!悪いけど、腕立て100回やって腕力付けて・・・」
僕もそんなに力が強いことないと思うので。マストはデッキからかなり浮かして立てられ
ますが・・・あれはコツがわかれば力要らないし・・・。
しばらくはフリーでセンターを上げられないかもしれませんが、とりあえず、
乗れない、ということは無くなりました。

なんとか走れるようになったので、練習開始。

4~5m/sくらいの風で、ちょっとオーバーパワーな領域に入りかけてるくらい。
リギンのテンションを合わせて、セールのツイストに気をつけて、クローズホールドで走る。
メインシーティングで走ってると気がつかなかったんですが、トラベラーシーティングに
変えようと思って、気がつきました。。。メインカムが異常にかかりづらい。というか、
足でかけないとかからない。池田さんが、「メインカムかからへんねんけど、どないしたら
ええんやろう?」って言ってて、「ん~、台座のスペーサを工夫するしかないかもですねぇ」
などと応えてたんですが、まさか自分が同じ目に遭うとは。スイブルベースは2555で
使ってたのと同じはずなんだけどなぁ。ブロックのシーブ径が小さいから、そのせいかなぁ?
2555では76mmのラチェットブロックを使ってましたが、2866は57mmがついてまして。
ちっちゃくて滑るので76mmを買ったんですが、まだ届いてないのでこの日は57mmで
乗ってます。。。76mmをつけて試してみて、どうか、ですねぇ。。。

その他、気づいたこと。

トラベラータックがしづらいです~。
2555ではついてなかった、ブロック。みなさん、これがあると引くトコ間違えないから楽よ、と
おっしゃいますが・・・引くトコ遠すぎ!
忘年会の時に久礼さんが、微風でトラベラータックするときに引くところが遠すぎてうまく
いかないんですよねぇ、なんてことを言われてましたが、そのときはあまり気に留めてなかったの
ですが(2555にはついてませんでしたから)、気持ちがよくわかりました。
タックした後にメインを持った手で引いちゃうと、ティラーの持ち替えが出来ないんですよね・・・。
だからといってティラーを持ち替えてから引くとタイミング遅すぎだし。
結局、タイミング遅すぎのタックしかできず・・・。元々中途半端な位置についてるし、
このブロック、外しちゃおうかな。

そして。

ジブシートに、クローズホールドのときの引き込みの目安のためにマーキングしているんですが、
タックアングルを確認してびっくりしました。
いちばん引き込んだ状態から、出した状態まで、等間隔に3カ所マーキングしたんですが、
タックアングルが、80°、100°、120°と、上り角度がちょうど10°ずつ変わった状態でした。
こんなもんかなぁ、と、いい加減にマーキングしたんですけど。
偶然って恐ろしい。

テーザーは僕らだけだったので、動作の確認と、各所コントロールしたときの感覚の確認で
終わってしまいましたが、2.5時間ほど乗って、ハーバーバック。
クルーも、だいぶん勝手が違うようで、動作の確認しかできなかったみたいです。
ま・・・最初はこんなもんでしょうか。
まだまだ、自分のフネになるまでには、時間がかかりそうです。

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